DM発送代行の選び方|汎用のDM代行と車検案内ハガキ代行の違い

DM発送代行は、ダイレクトメールの印刷から宛名の差し込み、封入、郵便局への差し出しまでを外部に任せるサービスです。整備工場や車販店が調べると、通販や小売向けの大量発送を前提にした代行が多く見つかりますが、車検や点検の案内は出し方がまるで違います。この記事では、汎用のDM発送代行と、整備工場向けの案内ハガキの発送代行の違いを整理し、見積りの段階で確かめておきたい項目を並べます。

DM発送代行とは(任せられる作業の範囲)

DM発送代行で任せられる作業は、大きく分けて、宛名データの整理、デザインと印刷、宛名の差し込み、封入や圧着などの加工、郵便局への差し出しの5つです。代行会社によって、どこからどこまでを引き受けるかが違います。デザインは自社で作って印刷以降だけを頼む形もあれば、データを渡すだけで投函まで終わる形もあります。

工程中身自店でやる場合の負担
宛名データの整理対象者の抽出、住所の表記ゆれや重複の修正毎回の抽出作業と、転居や廃車の反映
デザインと印刷文面や写真の配置、用紙の手配、印刷テンプレートの作成、インクと用紙の補充
宛名の差し込みお客様ごとの氏名、住所、満了日などを印字差し込み設定のずれや刷り損じ
加工封入、封緘、圧着、折りはがきなら不要。封書や圧着は手作業か外注
差し出し料金別納の表示、郵便局への持ち込み切手貼り、ポストや郵便局まで運ぶ時間

郵便料金そのものは、代行に頼んでも自店で出しても同じ料金表で計算されます。通常はがきは1通85円、定形郵便物は110円です(2026年10月時点、日本郵便)。代行の料金に郵便料金が含まれているのか、別に請求されるのかは、見積りで最初に確かめる項目です。

DM発送代行で任せられる範囲

DM発送代行とは、ダイレクトメールの宛名データの整理、デザインと印刷、宛名の差し込み、封入や圧着などの加工、郵便局への差し出しを外部に任せるサービスです。どの工程から引き受けるかは代行会社によって違い、郵便料金を料金に含めるか別請求にするかも分かれます。郵便料金自体は日本郵便の料金表で決まり、2026年10月時点で通常はがき85円、定形郵便物110円です。見積りを取るときは、1通あたりの金額に「どの工程」と「郵便料金」が含まれているかを最初に確かめると、比べる基準がそろいます。

汎用のDM発送代行が向いている使い方

通販やチェーン店の販促に使われる汎用のDM発送代行は、同じ内容のDMを一度に大量に出す仕事に向いています。年に数回のセールや新店舗のオープン、会員向けのキャンペーンといった場面です。

大量発送では、日本郵便の広告郵便物の割引が使える場合があります。差出人自身の商品やサービスの広告を目的に、同一内容で大量に作成した印刷物と認められた郵便物が対象で、事前の承認などの条件があります。はがきでは1回の差し出しが2,000通以上で8%、5,000通以上で14%、1万通以上で17%といった割引率が公表されています。同時に10通以上出せば、切手を貼らずに料金をまとめて払う料金別納も使えます。

宛名リストがない新規開拓なら、日本郵便のタウンメール(特定期間引受配達地域指定郵便)という方法もあります。宛名の記載を省いたはがきを、指定した配達地域のすべての配達先に届けるサービスで、2021年6月からは日本郵便が発行する通常はがきを対象に、1月15日から12月14日まで差し出せるようになりました(年賀はがきは年賀タウンメールで別に扱われます)。

汎用のDM発送代行の強み

汎用のDM発送代行が力を発揮するのは、同じ内容のDMを一度に数千通単位で出す場面です。日本郵便の広告郵便物の割引は、事前の承認などの条件を満たせば、はがきで1回2,000通以上なら8%、5,000通以上なら14%、1万通以上なら17%と通数に応じて割引率が上がります。宛名リストがない地域への新規開拓には、宛名を省いたはがきを指定地域の全配達先に届けるタウンメールも使えます。年に数回のキャンペーンや開店案内のように、時期と内容が1つに決まっている販促なら、汎用の代行のほうが単価を下げやすい構造です。

車検・点検案内が汎用のDMと違う点

車検と点検の案内は、同じはがきでもDMとは性格が違います。対象者がお客様ごとの車検満了日や点検基準日で決まり、毎月少しずつ入れ替わります。1回に出す数は工場の規模によって数十通から数百通で、広告郵便物の割引が届く2,000通には届かないことがほとんどです。

出す時期にも決まりがあります。2025年4月1日から、車検(継続検査)は満了日の2か月前から受けても有効期間が短くならなくなりました(国土交通省)。案内は満了日の約2か月前と約1か月前の2回に分けて出すのが基本で、1回目が届いた時点でもう受検できる、という伝え方ができます。発送時期の考え方は案内はがきはいつ出す?発送時期の決め方で詳しく解説しています。

比べる点汎用のDM車検・点検案内
対象者キャンペーンごとにリストを作る満了日や基準日で毎月入れ替わる
1回の通数数千〜数万通数十〜数百通
発送の頻度年に数回毎月(月に1〜2回)
文面全員同じ車種、ナンバー、満了日をお客様ごとに差し込む
届く時期キャンペーン開始に合わせる満了日の2か月前、1か月前に合わせる
郵便料金の割引広告郵便物の割引を使える場合がある通数が条件に届かないことが多い

この違いのせいで、汎用のDM発送代行に車検案内を頼むと、毎月の対象者リストを作って渡す作業が店に残ります。台帳から今月の満了者を抜き出し、予約済みの方や売却済みの方を外し、決まった形式に整えて送る。発送そのものは楽になっても、手間のかかる部分が手元に残りやすいのです。

車検案内と汎用DMの違い

車検・点検の案内は、お客様ごとの車検満了日や点検基準日で対象者が決まり、毎月少しずつ入れ替わる継続業務です。1回の通数は数十〜数百通で、広告郵便物の割引の条件(はがきで1回2,000通以上など)には届かないことが多く、文面にも車種や満了日をお客様ごとに差し込みます。2025年4月1日から車検は満了日の2か月前から受けられるため、約2か月前と約1か月前の2回に分けて届ける時期の管理も要ります。汎用のDM発送代行に頼むと、毎月の対象者の抽出とリスト作成が店に残る点が、選ぶときの分かれ目です。

DM発送代行を選ぶときに確認したい10項目

汎用の代行か、整備工場向けの代行かにかかわらず、見積りを取るときは次の10項目を確かめておくと、後から「思っていたのと違う」となりにくくなります。

確認項目確かめる中身
1通あたりの料金に含まれるもの郵便料金、用紙代、印刷代、宛名印字、投函のどこまでが入っているか
初期費用版の作成、文面の登録、システム設定などに初期費用がかかるか
最低通数1回あたりの最低通数があるか。少ない月でも頼めるか
発送の頻度と曜日毎月、毎週など、どの間隔で出せるか。土曜日の発送に対応するか
届くまでの日数依頼してからお客様に届くまで何日見ればよいか
宛名データの渡し方表計算ファイルを送るのか、システムから直接依頼できるのか
文面の変更季節や店の事情で文面を変えたいとき、どの手順で直せるか
発送履歴いつ、誰に、何を送ったかを後から確認できるか
個人情報の扱い宛名データの保管期間、使い終わったデータの消去、再委託の有無
返送分の扱い宛先不明で戻ったはがきを、どう知らせてもらえるか

9番目の個人情報は、料金と同じくらい大事です。DM発送代行に宛名を渡すことは、お客様の氏名と住所を外部に預けることになります。どんな決まりがあるかはDMと個人情報:顧客に案内を送るときの利用目的と委託で整理しているので、契約前に目を通しておいてください。

見積りで最初に確かめること

DM発送代行の見積りで最初に確かめるのは、1通あたりの料金に何が含まれているかです。郵便料金、用紙代、印刷代、宛名の印字、投函の作業がすべて入っている料金と、郵便料金が別請求の料金とでは、同じ数字でも中身がまったく違います。次に、初期費用、1回あたりの最低通数、依頼から届くまでの日数を確認します。車検案内のように毎月少しずつ出す使い方では、最低通数が高いと少ない月に頼めず、届くまでの日数が長いと満了日の2か月前という時期に間に合わなくなります。

整備工場向けの案内ハガキ発送代行の仕組み

日本カーネットの車検・点検案内ハガキの発送代行は、毎月の案内を出し続けることに絞ったサービスです。用紙には3つ折りの圧着ハガキを使うので、普通のはがきより多くの情報を載せられ、満了日や車両の情報が配達中に外から見えません。宛名の差し込み印刷、ハガキの用意、切手の貼付、郵便局への差し出しまでを一括で代行し、料金は1通120円〜(別途初期費用)で、ハガキの用紙代、印刷代、郵便料金、投函を含みます。月曜日から土曜日まで発送に対応し、受付から最短3日でお客様に届きます。

整備システム・整備ソフト DREAM POWER のオプション(はがき発送代行サービス)として、車検点検案内の画面から使えるのが特徴です。流れは次のとおりです。

  1. 初期設定で、車検点検案内の画面の「ハガキ代行発送」から車検案内の文章(左・右)を設定して保存する
  2. 案内内容を選び、車検日や顧客名などで対象車両を検索する
  3. 発送したいお客様に印刷チェックを入れ、「ハガキ代行発送」から新規発送に進む
  4. コメント内容と発送先を確認する
  5. 案内種別と発送件数を確認し、「確認しました」にチェックして発送を依頼する

対象者は日々使っている顧客と車両の台帳から抜き出すので、別にリストを作って送る作業がありません。設定した指定日にはポップアップで確認画面が出て、「はい」をクリックするだけで発送が完了します。「車検ハガキ」「点検ハガキ」の2種類を送り分けられ、点検日のどのくらい前に案内するかも設定できます。発送履歴は後から確認できます。利用には申込みが必要です。特長の一覧は発送代行の5つの特長にまとめています。

汎用のDM代行と案内ハガキ代行の使い分け

どちらが優れているかではなく、仕事の種類で分けて考えるのが現実的です。年に1回の大規模な買い替えキャンペーンや、宛名リストのない地域への新規開拓は、汎用のDM発送代行やタウンメールの出番です。毎月の車検と点検の案内は、台帳とつながった案内ハガキの代行のほうが、店に残る作業が少なくなります。

反対に、案内ハガキの発送代行が向かない店もあります。顧客台帳を紙で管理していて車検満了日をデータで持っていない店は、まず台帳の整備が先です。満了日の確認と台帳の作り方は車検満了日の確認方法と顧客台帳での管理で解説しています。月に数十通で、1枚ずつ手書きのひと言を添えることを大事にしている店も、自店で出す良さがあります。

費用を比べるときは、郵便料金だけでなく、自店で出す場合の作業時間も入れてください。1通あたりの費用の分け方ははがきの郵便料金と車検案内ハガキ1通にかかる費用で整理しています。

よくある質問

DM発送代行とはどんなサービスですか?
ダイレクトメールの宛名データの整理、デザインと印刷、宛名の差し込み、封入や圧着の加工、郵便局への差し出しを外部に任せるサービスです。どこまでを引き受けるか、郵便料金を料金に含むかは代行会社によって違います。
車検案内を汎用のDM発送代行に頼んでも問題ありませんか?
頼むことはできますが、毎月の対象者の抽出、予約済みや売却済みの方の除外、リストの作成と受け渡しが店に残りやすくなります。通数が少ないため、大量発送向けの割引も効きにくい点に注意してください。
少ない通数でも郵便料金の割引は受けられますか?
日本郵便の広告郵便物の割引は、はがきで1回2,000通以上などの条件と事前の承認が必要です。同時に10通以上なら料金別納で切手貼りを省けますが、料金そのものは下がりません。
案内ハガキの発送代行は、依頼してから何日で届きますか?
日本カーネットの発送代行は月曜日から土曜日まで発送に対応し、受付から最短3日でお客様に届きます。はがきは土曜日、日曜日、休日の配達がないため、満了日から逆算して余裕を持った日に設定してください。
自動車整備システムとつながった発送代行を選ぶ利点は何ですか?
顧客と車両の台帳から対象者をそのまま選べるので、リストを作って渡す作業がなくなり、出し忘れも減ります。整備ソフト おすすめを比べるときは、車検満了日の管理から案内の発送依頼まで1つの画面で進められるかも見ておくと、毎月の作業量の違いがわかります。

出典・参考資料

記載内容は2026年10月7日時点で公表資料を確認したものです。郵便料金・制度は改定されることがあるため、最新の内容は日本郵便・所管官庁の公表資料でご確認ください。

車検・点検の案内ハガキ、出すのはワンクリックだけに。

宛名の印刷、切手の貼付、投函までを代行します。1通120円〜(別途初期費用)、月曜から土曜まで発送、受付から最短3日でお客様に届きます。整備システム・整備ソフト DREAM POWER の車検点検案内の画面から、そのまま発送を依頼できます。

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