圧着はがきとは?車検案内・DMでの使い分けと郵便料金の考え方

圧着はがきは、通信面を内側に折り込んで貼り合わせ、受け取った人がはがして中を読む形のはがきです。銀行や役所からの通知でよく見かけますが、整備工場や車販店の案内にも使えます。日本カーネットの車検・点検案内ハガキの発送代行も、3つ折りの圧着ハガキを使っています。この記事では、日本郵便の規格をもとに圧着はがきを85円で出せる条件と料金が上がる場合を確認し、普通のはがきとの違いを、車検案内と点検結果の連絡を例に整理します。

圧着はがきとは(仕組みと種類)

圧着はがきは、専用の用紙に印刷したあと、通信面どうしを圧力と熱、または専用の糊で貼り合わせたはがきです。配達中は外から中身が見えず、受け取った人が端からはがすと内側の面が読めます。貼り合わせた面は一度はがすと元に戻らないので、開封されたかどうかが見た目でわかります。

形は、はがき2面分の紙を半分に折って貼る2つ折りのもの、3面分の紙を折り重ねる3つ折りのものなどがあります。面が増えるほど書ける量は増えますが、そのぶん紙が重く厚くなります。どの形でも、折りたたんだ状態の大きさと重さが郵便の規格に収まるかが料金を左右します。

普通のはがきとの大きな違いは、仕上げに圧着の加工が要ることです。専用紙と貼り合わせの工程が必要なため、事務所のプリンターで刷ってすぐ出す、という使い方はできません。印刷会社やDMの発送業者に外注するのが一般的で、その分、1通あたりの費用は普通のはがきより上がります。

圧着はがきの定義

圧着はがきとは、通信面を内側に折りたたんで貼り合わせ、受け取った人がはがして読む形のはがきです。2つ折りや3つ折りがあり、普通のはがきより多くの情報を載せられるうえ、配達中に中身が外から見えません。一度はがすと元に戻らないため、開封されたことも見た目でわかります。一方で、専用紙と貼り合わせの加工が必要で、事務所のプリンターだけでは作れません。郵便料金は、折りたたんだ状態で日本郵便のはがきの規格(大きさ、重さ2〜6gなど)に収まるかどうかで決まり、収まれば通常はがきと同じ85円です。

圧着はがきの郵便料金(85円になる条件)

圧着はがきに専用の料金区分はありません。日本郵便の案内では、はがきは所定の規格内なら私製できるが、規格を超えるものは第一種郵便物の扱いになるとされています。つまり、折りたたんだ状態で私製はがきの規格に収まれば通常はがきの85円、収まらなければ手紙と同じ料金です。

折りたたんだ状態郵便上の扱い料金(2026年10月時点)
長辺14〜15.4cm、短辺9〜10.7cm、重さ2g以上6g以下などの私製はがきの規格内第二種郵便物(通常はがき)85円
はがきの規格を外れるが、長さ14〜23.5cm、幅9〜12cm、厚さ1cmまで、50g以内第一種郵便物(定形郵便物)110円
定形の大きさを超える(A4を折った大判の圧着など)第一種郵便物(定形外郵便物)規格内50g以内で140円など、重さで変わる

一番引っかかりやすいのは重さです。私製はがきは2g以上6g以下と内国郵便約款第22条で決められています。2つ折りは紙が2枚分になるので、用紙の厚さによっては6gを超えます。3つ折りならなおさらです。6gを1gでも超えると、同じ大きさでも定形郵便物として110円かかり、1,000通なら2万5,000円の差になります。

ほかの条件も普通のはがきと同じです。紙質と厚さは日本郵便が発行するはがきと同等以上、表面の色は白色か淡色、表面の上部または左側部の中央に「郵便はがき」またはこれに相当する文字の表示が要ります。発注する前に、仕上がり見本を1枚量り、表示が入っているかを確かめてもらうと安心です。

圧着はがきが85円で出せる条件

圧着はがきは、折りたたんで貼り合わせた状態で、内国郵便約款第22条の私製はがきの規格に収まれば、通常はがきと同じ85円で出せます。主な条件は、長辺14〜15.4cm、短辺9〜10.7cm、重さ2g以上6g以下、表面は白色か淡色、「郵便はがき」またはこれに相当する文字の表示です。2つ折りや3つ折りは紙が重なるぶん6gを超えやすく、超えると定形郵便物の110円になります。1通25円の差は1,000通で2万5,000円になるため、発注前に仕上がり見本の重さを確かめるのが確実です。

日本郵便のガイドラインにある圧着はがきの注意

日本郵便の「定形郵便物・はがき作成のガイドライン」には、圧着はがきについての項目があります。圧着の強さは、郵便局の機械で区分するときの曲げで簡単にはがれない強さにすること、はく離の強さの参考値は1.84kgf/m(18N/m)以上であることが示されています。配達の途中ではがれて中身が見えてしまうと、目隠しの意味がなくなります。

同じガイドラインでは、あて名を書く面の下地や印刷に、黒色、濃灰色、濃青色、濃緑色をできるだけ避け、蛍光色や燐光色を使わないよう推奨しています。圧着はがきは見た目を派手にしたくなりますが、宛名面は淡い色にしておくほうが機械での読み取りに向きます。

はがきの表面に紙を貼る場合の決まりもあります。薄い紙を容易にはがれないよう全面を密着させたものに限られ、あまり厚いと手紙扱いになって料金が変わると、日本郵便のよくある質問にあります。後からラベルやシールを足す運用をする場合は、この条件も合わせて確認してください。

圧着はがきのはがれにくさの目安

日本郵便の「定形郵便物・はがき作成のガイドライン」は、圧着はがきの圧着の強さを、郵便局の機械で区分するときの曲げで容易にはがれない強さにするよう求めており、はく離の強さの参考値として1.84kgf/m(18N/m)以上を示しています。配達の途中ではがれると、見積金額や点検結果など隠したかった内容が人目に触れてしまいます。同じガイドラインは、宛名面の下地に黒や濃い青などの濃い色や蛍光色を避けることも推奨しています。発注先には、この参考値を満たすかと、宛名面の色を事前に確かめておくと安心です。

普通のはがきと圧着はがきの使い分け

車検案内に載せたい項目は、車種とナンバー、車検満了日、予約の方法、店の連絡先です。最低限ならはがきの裏面1面に収まりますが、実際には、2025年4月から満了日の2か月前から受けられるようになったこと、代車の有無、見積りが無料であること、受付時間と定休日など、伝えたいことはすぐに増えます。普通のはがきでは文字を詰め込むことになり、読まれにくくなります。文面の組み立ては車検・点検案内はがきの文面例とテンプレートを参考にしてください。

3つ折りの圧着はがきなら、内側に使える面が増えるので、案内の情報量を無理なく増やせます。車検の案内と一緒に、定期点検の時期や季節の注意を載せる余裕も出ます。もう1つの利点は、お客様の名前と一緒に車種、ナンバー、満了日といった情報が配達中に外から見えないことです。はがきは表面も裏面も配達の途中で人の目に触れるので、お客様ごとの情報を載せる案内ほど、目隠しの効果が生きます。

比べる点普通のはがき3つ折りの圧着はがき
載せられる情報量裏面1面。項目を絞る必要がある内側の複数面に分けて載せられる
配達中の見え方表面も裏面も見える貼り合わせた内側は見えない
向く内容店の連絡先とひと言のあいさつ、季節のはがき満了日や車両情報を含む車検・点検の案内、点検結果や見積の連絡
自店での作成事務所のプリンターで刷れる専用紙と圧着加工が要り、外注が前提
郵便料金85円折りたたんだ状態が規格内なら85円、外れると110円以上

一方で、満了日が外から見えないぶん、届いたはがきを開いてもらう必要があります。「車検のご案内」「大切なお知らせ」といった表示を宛名面に入れ、開け方がわかるようにしておくと、開かれずに置かれることを防げます。顧客情報を案内に使うときの決まりはDMと個人情報:顧客に案内を送るときの利用目的と委託で整理しています。

車検案内に3つ折り圧着はがきを使う利点

3つ折りの圧着はがきは、内側に使える面が普通のはがきより多く、車検満了日や予約方法に加えて、2025年4月から満了日の2か月前から受検できること、代車の有無、受付時間といった情報を詰め込まずに載せられます。貼り合わせた内側は配達中に見えないため、お客様の名前と一緒に車種やナンバー、満了日が人目に触れることもありません。注意点は、開封してもらわないと中身が伝わらないことで、宛名面に「車検のご案内」などの表示を入れておくと開かれやすくなります。郵便料金は折りたたんだ状態が規格内かどうかで決まります。

圧着はがきを発注するときの確認事項

圧着はがきを印刷会社やDM業者に頼むときは、デザインより先に郵便の条件を固めます。確認したい項目を並べると次のとおりです。

  1. 折りたたんだ仕上がりの大きさが、長辺14〜15.4cm、短辺9〜10.7cmに入っているか
  2. 仕上がり1枚の重さが6g以下か(見本を1枚もらって量る)
  3. 表面に「郵便はがき」またはこれに相当する文字が入っているか
  4. 宛名面の下地が淡い色で、濃い色や蛍光色を避けているか
  5. はがれにくさがガイドラインの参考値(18N/m以上)を満たすか
  6. 「ここからはがしてください」など、開け方がお客様にわかる表示があるか
  7. 宛名データの受け渡し方法と、使い終わったデータの扱い

最後の項目は見落とされがちです。宛名の差し込みを外注すると、お客様の氏名と住所を外部に渡すことになります。誰が、どの形式で、いつまでデータを持つかを、発注の時点で決めておいてください。

費用は、郵便料金のほかに、用紙、印刷、圧着加工、宛名の差し込み、発送の手数料が積み上がります。普通のはがきの費用の内訳ははがきの郵便料金と車検案内ハガキ1通にかかる費用で分解しているので、比べるときの基準にしてください。

整備工場の案内業務での圧着はがきの位置づけ

整備工場が毎月必ず出すのは、車検と定期点検の案内です。件数が読め、文面もほぼ決まっているので、毎月自動的に回る仕組みにしておくのが向いています。圧着はがきは外注が前提なので、自店で毎月発注するとなると、データの受け渡しと発注の手間がそのまま残ります。毎月の案内に圧着を使うなら、案内の発送まで外に任せる形と組み合わせるのが現実的です。

日本カーネットの車検・点検案内ハガキの発送代行は、用紙に3つ折りの圧着ハガキを使い、整備システム・整備ソフト DREAM POWER の画面で発送を依頼すると、専門の業者が印刷と発送を行います。「車検ハガキ」「点検ハガキ」の2種類を送り分けられ、点検日のどのくらい前に案内するかを設定でき、文面も変更できます。料金は1通120円〜(別途初期費用)で、ハガキの用紙代、印刷代、郵便料金、投函を含みます。圧着の専用紙や加工を自店で手配する必要はありません。

汎用のDM発送代行と、整備工場向けの案内ハガキ代行の違いはDM発送代行の選び方にまとめました。

よくある質問

圧着はがきの郵便料金はいくらですか?
折りたたんだ状態で私製はがきの規格(長辺14〜15.4cm、短辺9〜10.7cm、重さ2〜6gなど)に収まれば、通常はがきと同じ85円です。規格を外れると第一種郵便物になり、定形郵便物なら110円です(2026年10月時点)。
圧着はがきが6gを超えたらどうなりますか?
はがきとしては出せず、第一種郵便物の扱いになります。大きさが定形の範囲で50g以内なら定形郵便物の110円です。2つ折りや3つ折りは紙が重なるので、発注前に仕上がり見本を量ってください。
圧着はがきは自分のプリンターで作れますか?
専用紙と貼り合わせの加工が必要なため、事務所のプリンターだけでは仕上がりません。印刷会社やDMの発送業者に外注するのが一般的です。
車検案内は圧着はがきにしたほうが反応はよいですか?
反応の差を示す公的なデータは見当たりません。圧着はがきの利点は、載せられる情報量が増えることと、満了日や車両の情報が配達中に外から見えないことです。反応を上げるには、形式に加えて発送時期と出し忘れを防ぐ仕組みを整えることが前提になります。
自動車整備システムの顧客台帳から圧着はがきの宛名を出せますか?
多くの自動車整備システムは顧客の住所や車検満了日を管理しているので、対象者を抽出して宛名データを作れます。整備ソフト おすすめを比べるときは、案内の対象抽出から発送依頼まで画面がつながっているかを見ると、毎月の作業が軽くなります。整備システム・整備ソフト DREAM POWER では、車検点検案内の画面から、3つ折り圧着ハガキでの案内ハガキの発送代行を依頼できます。

出典・参考資料

記載内容は2026年10月7日時点で公表資料を確認したものです。郵便料金・制度は改定されることがあるため、最新の内容は日本郵便・所管官庁の公表資料でご確認ください。

車検・点検の案内ハガキ、出すのはワンクリックだけに。

宛名の印刷、切手の貼付、投函までを代行します。1通120円〜(別途初期費用)、月曜から土曜まで発送、受付から最短3日でお客様に届きます。整備システム・整備ソフト DREAM POWER の車検点検案内の画面から、そのまま発送を依頼できます。

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