はがきの郵便料金はいくら?車検案内ハガキ1通にかかる費用の内訳

車検や点検の案内ハガキを出している整備工場にとって、はがきの郵便料金は毎月かならず出ていく固定費です。2024年10月1日の改定で通常はがきは63円から85円に上がり、100通出せば郵便料金だけで8,500円になりました。この記事では、日本郵便の公表資料をもとに、はがきの料金と種類、私製はがきの規格、まとめて出すときの割引の条件を整理し、車検案内ハガキ1通に郵便料金以外の何がかかっているかを分解します。

はがきの郵便料金(2026年10月時点)

日本郵便の案内では、はがきの料金は全国一律で、通常はがきが1通85円、往復はがきが170円です。距離による差はなく、同じ市内に出しても離島に出しても同じ金額です。車検案内のような片道の案内なら、通常はがきの85円が基準になります。

この金額は2024年10月1日に改定されたものです。日本郵便の2024年6月13日の発表では、通常はがきは63円から85円、25g以下の定形郵便物は84円から110円に改定されました。25g超50g以下の定形郵便物も94円から110円になり、定形郵便物の重量区分は50g以内の1区分に統合されています。封書で案内を送っている店は、はがきとの差が1通25円あることになります。

郵便物の種類条件料金(2026年10月時点)
通常はがき2g以上6g以内、規格内の大きさ85円
往復はがき4g以上12g以内170円
定形郵便物(封書)長さ14〜23.5cm、幅9〜12cm、厚さ1cmまで、50gまで110円
定形外郵便物(規格内)長辺34cm、短辺25cm、厚さ3cm以内で50g以内の場合140円

はがきは土曜日、日曜日、休日の配達を行っていないと日本郵便の案内にあります。金曜日の夕方に投函したはがきは、月曜日以降に届く前提で発送日を組んでください。車検案内のように「満了日の何日前に届けたいか」が決まっている郵便では、この曜日の影響が出ます。

はがきの郵便料金の要点

はがきの郵便料金は、通常はがきが全国一律1通85円、往復はがきが170円です(日本郵便、2026年10月時点)。2024年10月1日の改定で、通常はがきは63円から85円に、25g以下の定形郵便物は84円から110円に上がりました。重さは通常はがきで2g以上6g以内に収める必要があり、規格を超えると手紙と同じ第一種郵便物の扱いになって料金が変わります。土曜日、日曜日、休日は配達がないため、車検満了日から逆算して案内ハガキを出すときは、投函日の曜日まで考えて日程を決めると届く日がぶれません。

はがきの種類と私製はがきの規格

日本郵便が発行するはがきには、通常はがき、往復はがき、年賀はがき(お年玉付郵便はがき)のほか、目の不自由な方向けに左下に半円形のくぼみを入れたくぼみ入りはがき、4枚を田の字に連刷した四面連刷はがきがあります。四面連刷は大量に印刷する場合に便利だと日本郵便は案内しており、自店のプリンターで車検案内を刷る店が使うことがあります。

一方、店のロゴや車の写真を入れた紙をはがきとして出す場合は「私製はがき」になります。私製はがきは、日本郵便の内国郵便約款第22条に定める規格と様式に収まっていれば、通常はがきと同じ85円の切手で出せます。

項目私製はがき(通常葉書)の条件出典
大きさ長辺14cm以上15.4cm以下、短辺9cm以上10.7cm以下の長方形内国郵便約款 第22条
重さ2g以上6g以下内国郵便約款 第22条
紙質と厚さ日本郵便が発行するはがきと同等以上内国郵便約款 第22条
表面の色白色または淡色内国郵便約款 第22条
表示表面の上部または左側部の中央に「郵便はがき」またはこれに相当する文字内国郵便約款 第22条

日本郵便が発行する通常はがきは、長辺14.8cm、短辺10cmです(内国郵便約款第21条)。私製はがきの範囲はこれより少し広く取られていますが、規格を超えたものは第一種郵便物の扱いになると日本郵便ははっきり書いています。厚手の写真用紙やカード用紙で作ると6gを超えやすいので、刷る前に1枚量っておくと安心です。

はがきの表面に紙やシールを貼る場合は、薄い紙を容易にはがれないよう全面を密着させたものに限られます。厚さがありすぎると手紙扱いになって料金が変わると、日本郵便のよくある質問にも書かれています。はがきを2枚以上重ねて圧着した「圧着はがき」の扱いは、圧着はがきとは:車検案内・DMでの使い分けと郵便料金で詳しく整理しています。

私製はがきの規格の要点

私製はがきは、日本郵便以外が作るはがきのことで、内国郵便約款第22条の規格に収まれば通常はがきと同じ85円で出せます。条件は、長辺14〜15.4cm、短辺9〜10.7cmの長方形で、重さ2g以上6g以下、紙質と厚さは日本郵便が発行するはがきと同等以上、表面は白色か淡色、表面の上部か左側部の中央に「郵便はがき」またはこれに相当する文字を表示することです。どれかを外れると第一種郵便物になり、定形なら110円かかります。店のロゴ入りの厚紙で作るときは、重さと表示を最初に確かめてください。

車検案内ハガキ1通にかかる費用の内訳

「はがき代は85円」と考えがちですが、自店で車検案内を出すと、郵便料金のほかにいくつかの費用が乗ります。官製はがきを使えば用紙代は85円に含まれますが、私製はがきなら用紙代は別です。どちらでも、印刷のインクやトナー、宛名の差し込み作業、切手貼り、投函の手間がかかります。

費用の項目官製はがきを使う場合私製はがきを使う場合
郵便料金85円(はがき代に含む)85円(切手を貼る)
用紙代郵便料金に含む用紙を購入(店ごとに異なる)
インク・トナー代印刷する面の分だけかかる両面印刷ならその分かかる
宛名の差し込み印刷担当者の作業時間担当者の作業時間
切手の貼付不要1枚ずつ貼る作業時間
投函ポストか郵便局まで運ぶ時間ポストか郵便局まで運ぶ時間
書き損じ・刷り損じ手数料を払えば交換できる用紙代は戻らない

見落としやすいのが人の時間です。たとえば100枚の車検案内を出すのに2時間かかり、担当者の時給を仮に1,200円とすると、作業の人件費は2,400円、1通あたり24円になります。これに85円の郵便料金を足すと、用紙代とインク代を除いても1通109円です。時給と作業時間は店ごとに違うので、自店の数字に置き換えて計算してみてください。

書き損じたはがきは、所定の手数料を払えば切手やはがきと交換できると日本郵便は案内しています。ただし料額印面(料金を表す部分)を汚したものは無効になります。宛名の差し込みで1列ずれて全部刷り直す、といった事故は珍しくないので、テスト印刷を1枚挟むだけでも損失は減らせます。

車検案内ハガキの実際のコスト

車検案内ハガキ1通のコストは、郵便料金85円に、用紙代、インク代、宛名印刷と投函にかかる人件費を足した金額です。官製はがきなら用紙代は85円に含まれますが、私製はがきなら別にかかります。人件費は「作業時間×時給÷枚数」で出せます。仮に100枚に2時間、時給1,200円なら1通24円で、郵便料金と合わせて109円になり、ここに用紙代とインク代が加わります。月に1回の作業でも年12回繰り返すので、年間の合計で比べると、自店発送と外部に任せる場合の差が見えやすくなります。

はがきの郵便料金を抑える方法(料金別納と広告郵便)

切手を1枚ずつ貼る手間を減らしたいときは、料金別納が使えます。日本郵便の条件では、同じ料金の郵便物を同時に10通以上差し出すことが必要で、料金は差出時に切手または現金などでまとめて払います。はがきの左上に「料金別納郵便」の表示を印刷しておけば、切手貼りの工程がなくなります。料金そのものは下がりませんが、作業時間は確実に減ります。

料金を下げたい場合は、広告郵便物の割引があります。差出人自身の商品やサービスの広告を目的に、同一内容で大量に作成した印刷物と認められた郵便物が対象で、事前の承認などの条件があります。はがきの場合、1回に2,000通以上差し出すと8%、3,000通以上で11%、5,000通以上で14%と、通数に応じて割引率が上がります(日本郵便の基本割引率)。

ただ、月に100〜300通程度の案内を出す一般的な整備工場では、1回2,000通の条件に届かないことがほとんどです。宛名ごとに車検満了日や車種を差し込んだ車検案内が「同一内容」に当たるかどうかも、差し出す郵便局での確認が要ります。割引を当てにして計画を立てるより、まず料金別納で作業を減らすほうが現実的です。

料金別納と広告郵便の違い

料金別納は、同じ料金の郵便物を同時に10通以上出すときに、切手を貼らず料金をまとめて払える仕組みで、料金は下がりませんが切手貼りの手間がなくなります。広告郵便物は、自社の商品やサービスの広告を目的に同一内容で大量に作った郵便物の料金を割り引く制度で、はがきは1回2,000通以上で8%、5,000通以上で14%などの割引率が日本郵便から示されています。事前の承認が必要で、月に数百通規模の整備工場では条件に届かないことが多いため、まず料金別納で作業を減らすのが手堅い選び方です。

料金改定のときに確認したいこと

改定前に買った63円のはがきが残っている場合、そのままでは今の料金85円に22円足りません。不足分の切手を貼り足してから出してください。日本郵便は新料額のはがきを2024年9月2日に発売し、旧料額のはがきの販売は同年9月30日で終えています。棚の奥に旧はがきが残っていないか、案内を刷る前に確かめておくと、料金不足で戻ってくる事故を防げます。

料金を文面に印刷している場合も注意が要ります。料金別納の表示自体には金額を書きませんが、「切手代は当店負担」といった文言や、往復はがきの返信部の切手額を固定で刷っていると、改定のたびに版を直すことになります。郵便料金はこの先も改定される可能性があるため、金額に依存しない文面にしておくと手間が減ります。

年末の年賀状や夏の暑中見舞いをお客様に出している店は、はがきの種類と時期で料金や取扱いが変わります。季節のはがきの使い方は年賀状・暑中見舞いを顧客フォローに使う方法にまとめました。

自社で出すか発送代行に任せるかの比べ方

車検案内ハガキを自店で出すか、外に任せるかは、1通あたりの金額だけでなく、担当者の時間と出し忘れの起きやすさで比べます。日本カーネットの車検・点検案内ハガキの発送代行は、1通120円〜(別途初期費用)で、ハガキの用紙代、印刷代、郵便料金、投函までを含みます。月曜日から土曜日まで発送に対応し、受付から最短3日でお客様に届きます。

比べる項目自店で出す発送代行(日本カーネット)
郵便料金85円を自店で負担1通120円〜に含む
用紙代とインク代別にかかる1通120円〜に含む
宛名の差し込みと投函担当者が作業代行
初期費用なし(プリンターは既存)別途かかる
ハガキの形式官製はがきか私製はがき3つ折りの圧着ハガキ(中身が配達中に見えない)
文面自由に作れる車検ハガキと点検ハガキの2種類で、文面は変更できる
出し忘れ担当者の記憶と段取りに依存設定した指定日に確認画面が出る

向かないケースもあります。月に数十通しか出さず、1枚ずつ手書きでひと言添えるのを大事にしている店は、自店で出すほうが店の色が出ます。逆に、月100通を超え、担当者が月1〜2回の作業を忘れがちな店では、作業そのものを外に出す効果が大きくなります。金額の詳細は発送代行の料金、汎用のDM発送代行との違いはDM発送代行の選び方で確認できます。

発送代行の料金の見方

車検・点検案内ハガキの発送代行の料金は、郵便料金85円だけと比べると高く見えますが、用紙代、印刷代、宛名の差し込み、投函の作業を含めた金額で比べる必要があります。日本カーネットの発送代行は1通120円〜(別途初期費用)で、ハガキの用紙代、印刷代、郵便料金、投函まで含み、受付から最短3日でお客様に届きます。自店で出す場合の1通あたりの費用を「郵便料金+用紙代+インク代+作業時間×時給÷枚数」で出し、その差額と、出し忘れで車検入庫を逃す損失を並べて判断すると、店に合うほうが選べます。

よくある質問

はがきの郵便料金はいくらですか?
2026年10月時点で、通常はがきは全国一律1通85円、往復はがきは170円です。2024年10月1日に通常はがきは63円から85円に改定されました。重さが6gを超えるなど規格を外れると第一種郵便物の扱いになります。
自分で作ったはがきも85円で送れますか?
内国郵便約款第22条の規格(長辺14〜15.4cm、短辺9〜10.7cm、重さ2〜6g、白色か淡色、「郵便はがき」またはこれに相当する文字の表示など)に収まっていれば、私製はがきとして85円で送れます。外れた場合は定形郵便物などの料金になります。
63円のはがきは今でも使えますか?
そのままでは今の料金85円に22円足りないため、不足分の切手を貼り足してから出します。旧料額のはがきの販売は2024年9月30日で終わっているので、在庫がある場合は料金不足にならないよう貼り足してから出してください。
車検案内ハガキの料金を安くする方法はありますか?
同時に10通以上出すなら料金別納で切手貼りの手間を減らせます。料金を下げる広告郵便物の割引は、はがきで1回2,000通以上などの条件と事前の承認が必要なので、月数百通規模の整備工場では条件に届かないことが多いです。
自動車整備システムと案内ハガキの発送はつなげられますか?
顧客と車両の台帳を自動車整備システムで管理していれば、車検満了日から案内の対象者を抽出できます。日本カーネットの発送代行は、整備システム・整備ソフト DREAM POWER の車検点検案内の画面から対象車両を選んで発送依頼まで進められます。整備ソフト おすすめを比べるときは、案内業務まで画面がつながっているかも確認すると選びやすくなります。

出典・参考資料

記載内容は2026年10月7日時点で公表資料を確認したものです。郵便料金・制度は改定されることがあるため、最新の内容は日本郵便・所管官庁の公表資料でご確認ください。

車検・点検の案内ハガキ、出すのはワンクリックだけに。

宛名の印刷、切手の貼付、投函までを代行します。1通120円〜(別途初期費用)、月曜から土曜まで発送、受付から最短3日でお客様に届きます。整備システム・整備ソフト DREAM POWER の車検点検案内の画面から、そのまま発送を依頼できます。

資料請求・ご相談(無料)

お電話:03-5256-7877平日 9:00〜12:00・13:00〜18:00